[POETIC LABORATORY] ★☆★魔術幻燈☆★☆

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やっちまった……

今週のお題「コーヒー」

を用意するために珈琲の用意をしていたら、……というのは嘘で、2月くらい前だったと思う。

はい、割っちまいました……。コーヒーサーバーを。でも確か、前にもやったっけ。学生時代に買った最初のサーバーは、もう少し把手がほっそりしていた印象がある。にしても、もういつ買い直したか覚えていないくらいには、このサーバーも長く使った。たぶん20年以上。

困ったことに、同じモノが売っていない。

何故か101用が出てこないのだけど、売り場にはある。千円前後で売っている。では何が違うのかというと、喉元の首輪を見比べてほしい。この首輪は把手を固定する部品なのだが、前のはステンレス製だったのに、今では樹脂製。火に掛けられなくなってしまったのだ。「レンジ用」とあるのは、そういうことらしい。筆者は公団住宅の成れの果てに住んでいて(URとか言うらしいな、今じゃ)、未だにガスレンジを使っている。炎の色を見ながらコーヒーを温めるという習慣的にやっていたことが、コレではもうできない。人類の文明は火を使うことで始まったから、火を怖れて遠ざけるようでは、現代人は原始人以前の家畜を量産するに至ったとでも評する他はない。

のみならず、銀色の輝きがアクセントになり、機能美を極めていたものが、ただの黒いダボッとした何かに成り下がってしまった。シュッとして首元だけキラキラなネクタイ締めてスタイリッシュに出掛けていった青年が、老いさらばえ疲れ果ててドタドタ帰ってきてしまったようなみっともなさ。しかもただの真っ黒とは、これから葬儀にでも行くのか?樹脂成形品なら、色なんて好きなように変えられるだろうに、厨房用品を黒くするなんて、汚れても見えにくくする陰謀だろうか。やり方は幾らでも、せめてミルクの色に合わせるとかあったろうに。

今なおこの価格を維持しつつ(確か40年以上前から1,000円少々)、この格好いい耐熱ガラス容器を供給しているというのに、首輪の素材をケチったばかりに火に掛けられなくなり格好悪くなるとは、九仞くじんの功を一簣いっきく残念さではないか。


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とまあ不満なので、諦めて買うか、他のものにするが、まだ迷っている。それで仕方なく、コーヒーサーバーを使わずにコーヒーを淹れるには

カップに直接、ドリッパーを載せればいい。しかしこれでは、淹れた嵩が見えないので、良い子のみんなには勧められない。

ペーパーは軽く折ってから、ドリッパーにピッタリ合うように広げ直す。ドリッパーを濡らしてしておけば、少しやりやすくなる。この有田焼のドリッパーは、見た瞬間に買ったのだが、普通の白い101ロトの方が使いやすいように思う。実は101ロトも割ってしまったので、次いでに買い直すつもりだった。今の店頭に並ぶ樹脂成形品は、見た目にも如何にもプラスチッキーで、ミック・ジャガーの歌声が「プラスチック・ソウルだ」と貶された1件を思い出してしまう。

ラバー・ソウル

ラバー・ソウル

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尤も、有名なこの話に疑念もないではない。どの曲だったのか、そのブルースマンは誰だったのか、特定されていないから。デヴィッド・ボウイフィラデルフィアへ録音に行ったとき、自らをプラスチック・ソウルだと感じてしまうことはあったらしいのだが。


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話を戻すと、濾紙が漂白か無漂白かは気にしていない。どうせ紙の臭いがするのは変わらないので、湯通ししてから使うことにしている。器を温めることにもなる。

話が前後するけれど、お湯を沸かす間にコーヒー豆を計って挽いておく。湯通しした濾紙へコーヒー粉を投入。

その上に熱湯を注ぐというより乗せて、コーヒー粉を膨らます。細かい泡が出れば出るほど良い。今まで淹れるところを撮影した事がなくて、上手く行かなかったが。

ドリップポットは必ずしも要しない。鶴口から注ぐお湯を細く絞れれば良いので、ムーンケトルの後ろの方にタオルを巻くか、ミトンを着けて掴んでもドリップはできる。チンチンに沸かすと、ドリップポットは少し揺らしてお湯を回してジュウジュウ言わせておかないと、お湯が鶴口から不連続に弾け出ることがある。この点は、根元の太いムーンケトルの方が安全かもしれない。

毛細管現象により粒子が漏れてしまう事もあるから、化学的な濾過では濾紙をわざわざ濡らしたりはしないし、全高の1/3程度に収めるのだが、メリタ/カリタはそこまで考えた設計ではない。縁いっぱいまで注湯するのは避けるべきだ。

ガラスのコーヒーサーバーなら、淹れた量が見えるから、100ccに達した辺りで注湯を止める。コーヒーが落ち切るまで待てば、120ccくらいに達する筈で、この量に要するコーヒー豆は10g程度。好みもあるから、色々試して頂きたい。秤がなくても、計量カップを使っていれば、多い少ないの感覚は掴める。

色々書き落とした気はするものの、ちょっと思いつかないのと、本題が終わらないので、今日はここまで。