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〘訂正〙【オーディオ】空想回路実験(4):グリッド接地増巾回路の修正 + ラヴェル:ボレロ

friendsofvalves さんの新型回路が上手く行っていないそうなので、自分なりに考えてみる。なお、この絵は塗り絵アプリ Color Planet から持ってきたもので、描いてあるのは普通に照明用電球のようだが、真空管の同類には違いない。

friendsofvalves.hatenablog.com

三極管 6R-A3

6R-A3 という球は持っていないし使ったことがないので、資料を探すと、中林歩氏のサイトにあった。

https://ayumi.cava.jp/datasheets/6R-A3.pdf

画像としてスクリーンショットから切り出してみた。内部抵抗は約240Ωとある。

PNP型トランジスタ 2SB1098

www.alldatasheet.jp

此方はよくあるパワー Tr の形をしていて、ソケット付けると便利なのだが、使い道からして脚はなるべく短く使いたい…

増巾回路

今回の回路は、取り敢えず初段の電源を+B1から取り、ということはP - G帰還が掛かっていない。この状態で動作しているのは、まず幸いであった。しかし、負荷を繋いだだけで出力電圧が下がるとは……2SB1098のエミッタ・フォロワが効いていない気が。くよくよせず、でもよく考えてみなければ。


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改良(?)案

そう言えば、回路図にないアース回路はどうなっているのだろう。2SB1098 コレクタには終段の全電流が流れ、これを電源アースに戻さねばならない筈だ。また、出力回路を構成するため、此処にパスコンを繋ぐと良い。

エミッタ・フォロワの発振止めは、2SB1098 のベースに、できるだけ足を短く繋ぐ。電流を流すので、なるべく低抵抗にしたいが、低すぎると効かないかもしれない。金田明彦氏が発振止めに22Ωを入れたことがあって、低すぎないかと思ったものだが、直結だと色々考えてしまうものだ。


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アースは大事だ。

ごめん!P - G 帰還の確認

よく読むと、発振したのは p - g 帰還を掛けてからだった。本機は出力端からの p - k 帰還ではなく、終段と初段のプレートを繋いでいるので、帰還ループは

となる…のだが……

あゞ〜!

やっちまった。 グリッド接地は(カソード接地とは違って)非反転出力なのだ。正確には再反転して元に戻っている。何故そうなるかというと、

陰極 K → 格子 G → 陽極 P

と、波形をお持ち運びする電子君が宙返りを2度決めているからで、カソード接地なら1度きりだから反転出力になる。結果、この回路は3段なのに、位相上は単段となり、安定が良い。のだけど、順相出力をそのまま入口に戻したら、負帰還にならない訳だ。


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最初に言わなければならないことをスッパリ忘れていたのに、図を描くまで気が付かなかった。まさか発振器にさせるとは、心から申し訳ない。そういう訳で、P - G 帰還に拘るなら、初段 G に戻すしかない。

ラヴェルボレロ


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この曲は良く出来た、たいへん有名な曲で、解説の必要もないのは有り難い。作曲家に因んで、フランスの楽団に依る演奏を探してみる。

ふと、似た趣向の曲があったことを思い出して、比べてみる気になった。如何かな?


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